高齢者の内出血は乾燥が原因?保湿で守るやさしい肌ケア

日々の生活・面会

1. 高齢者の内出血はなぜ起こりやすいのか

高齢者の皮膚は、年齢とともに薄くなり、毛細血管ももろくなります。 そのため、介護施設では「少し腕を支えただけなのに青あざができてしまった」という場面が珍しくありません。

ここに影響しているのが 乾燥 です。 皮膚が乾燥すると柔軟性が失われ、ちょっとした摩擦や引っ張りでも血管が傷つきやすくなります。冬場や入浴後に内出血が増えるのは、皮膚の水分が奪われてバリア機能が弱くなるためです。

こうした理由から、施設では「保湿ケア」がとても大切になります。 入浴後 10 分以内に保湿剤を塗ることで皮膚の柔らかさが保たれ、摩擦によるダメージが大きく減ります。特に、すね・前腕・手の甲は乾燥しやすく、内出血が出やすい部位です。

保湿剤はこすらず、手のひらで包み込むように塗るのがポイント。 衣服の素材による摩擦も内出血の原因になるため、肌着の見直しも効果的です。

高齢者の皮膚はとても繊細です。 「保湿」という小さなケアが、内出血の予防にも、生活の快適さにもつながっていきます。

2. 乾燥肌が内出血を招くしくみ

乾燥すると皮膚の柔軟性が低下し、引っ張られやすくなります。 年齢を重ねるにつれ皮膚は乾燥しやすくなるため、摩擦や軽い衝撃でも血管が傷つきやすくなります。

冬場、入浴後、アルコール綿の使用などは乾燥を進めやすく、内出血のリスクが高まります。 ここでもやはり「乾燥 → 皮膚の脆弱化 → 内出血」という流れが起こりやすくなります。

3. 介護施設で内出血が起こりやすい場面

  • 体位交換時の腕の保持
  • 衣服の着脱
  • 車いすのフットサポートに当たる
  • ベッド柵に軽くぶつける

どんなに気を付けていても、ささやかな衝撃で内出血ができてしまうことがあります。 特に皮膚が乾燥している方ほど発生頻度が高くなります。

高齢者の内出血について、より詳しいケア方法をまとめた記事もあります。
こちらもあわせてご覧ください。

高齢者の内出血を防ぐ方法|アームカバー・保湿・環境調整のポイント | 施設のほんね帖

4. 保湿が内出血予防につながる理由

保湿を行うことで皮膚にうるおいが戻り、柔らかさが保たれます。 その結果、摩擦による刺激が和らぎ、皮膚が引っ張られたときの負担も軽くなります。 皮膚の伸びが良くなることで血管へのダメージが減り、さらにバリア機能が整うことで外からの力にも強くなり、内出血の予防につながっていきます。

5. 今日からできる保湿ケアのコツ

  • 入浴後 10 分以内の保湿
  • 伸びの良いクリーム・ローションを選ぶ
    • 高齢者向け・乾燥肌向けの製品が使いやすい
    • 伸びが悪いクリームは化粧水を少量混ぜると塗りやすくなる
  • 乾燥しやすい部位(すね・前腕・手背)を重点的に
  • こすらず「手のひらで押さえるように」塗る
  • 衣服の素材(ポリエステルの摩擦)にも注意

7. おすすめの保湿剤

キュレル(Curel) — 乾燥しやすい高齢者の肌に寄り添う保湿ケア

乾燥しやすい高齢者の肌に寄り添う、やさしい保湿クリームです。 セラミド機能成分が肌のバリアを整え、摩擦や衣服のこすれによるダメージを受けにくい状態へ導いてくれます。 伸びがよくベタつきにくいので、介護の場でも扱いやすく、毎日の保湿ケアにぴったりです。

ミノン(MINON) — 敏感肌でも使いやすい、しっとり長持ちの保湿力

敏感肌の方でも使いやすい処方で、しっとり感が長く続くのが特徴です。 乾燥によるかゆみや、皮膚のつっぱり感が気になる方に向いています。 少量でもよく伸びるため、広範囲の保湿が必要な高齢者ケアにも向いています。

ニベア ルーセントビューティ ボディミルク(ニベア)ー香り付きで気分転換

乾燥によるくすみやごわつきが気になる肌を、ふっくらとやわらかく整えてくれる保湿ミルクです。 軽いテクスチャーで伸びがよく、広い範囲を一度に保湿したい高齢者ケアにも使いやすいのが特徴です。香りはほんのり上品で、気分転換にもぴったりで保湿クリームを塗るときの会話も自然と弾みます。

8. まとめ

年齢を重ねることで内出血は起こりやすくなりますが、丁寧な保湿ケアで予防することができます。 腕や手の甲に内出血ができると、ご本人も気持ちが沈みがちです。 日々の小さなケアが、皮膚トラブルの軽減にも、生活の安心にもつながります。

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