1. はじめに:面会に行きたくない気持ちは「悪いこと」ではありません
ご入居者様との関係がうまくいかず、 「面会に行きたくない」「できれば距離を置きたい」── そんなお気持ちを抱えているご家族様へ。
この記事は、家族関係の事情から面会が負担になっている方、 そして “行けない自分を責めてしまう方” に向けて書いています。
介護施設では、家族関係が複雑な方や、距離を置いて生活している方は決して珍しくありません。 面会に行けないことは、決してご家族様の責任でも、冷たい気持ちでもありません。
この記事では、 面会に行きたくない気持ちを否定しないまま、施設と無理なく関わる方法をまとめています。
読むことで、
- 面会に行けなくても大丈夫だと安心できる
- 施設が本当にお願いしたい「最低限の連絡」の意味がわかる
- 連絡頻度を調整する方法がわかり、負担が軽くなる
- 「関係が良くない家族でも、施設は味方でいてくれる」ことを知り、心が少し楽になる
そんな“心の負担をそっと減らすヒント”を受け取っていただける内容になっています。
面会の頻度についてお悩みの方はこちらの記事も参考にいかがでしょうか。
2. 面会は「義務」ではありません
施設職員としてまずお伝えしたいのは、 面会は無理に来る必要はないということです。
実際、施設にはさまざまなご家族様がいらっしゃいます。
- 遠方でなかなか来られない方
- 関係が良くなく、距離を置いている方
- 仕事や育児で時間が取れない方
- 心の負担が大きく、面会がつらい方
面会の回数でご家族様を評価することはありません。 来られないことよりも、ご入居者様の生活が安全に続けられることが大切です。
面会に持ってくる差し入れについてはこちらの記事も参考にいかがでしょうか。
3. ただし「連絡が取れること」はとても重要です
面会は無理に来なくて構いません。 しかし、連絡だけはつながる状態にしていただきたい──これは施設からの本音です。
施設では、以下の場面でご家族様への連絡が必要になります。
- 外部病院への受診・緊急搬送
- ご入居者様の体調急変
- お看取りが近いと判断されたとき
- 契約や手続きに関する確認
- ご入居者様の生活に大きな変化があったとき
特に、緊急搬送やお看取りの場面で連絡がつかないと、 ご入居者様の意思決定や治療方針に支障が出てしまいます。
施設職員への要望の伝え方はこちらの記事も参考にいかがでしょうか。
4. 連絡頻度は「調整できます」
「頻繁に電話が来るのはつらい」 「必要なときだけ連絡してほしい」 そんなお気持ちがある場合は、遠慮なく職員にご相談ください。
例:連絡頻度の調整方法
- 緊急時以外は連絡不要
- 月に一度だけ様子を知りたい
- 体調の変化があったときだけ知らせてほしい
- 医療機関への受診が必要になったら連絡してほしい
- お看取りが近いときは必ず連絡してほしい
施設は、ご家族様の負担を減らすために、 連絡の仕方・頻度を柔軟に調整できます。
5. 「関係が良くない家族」でも、施設は味方です
施設職員の仕事は、 ご入居者様のケアだけでなく、 ご家族様の心のケアも大切な業務のひとつです。
関係が良くないからといって、 「冷たい人」「無責任な人」などと思うことはありません。
むしろ、
- 距離を置きながらも最低限の連絡はしてくださる
- ご入居者様の生活を気にかけてくださる
- 無理のない形で関わろうとしてくださる
そんな姿勢を、職員はとてもありがたく感じています。
6. まとめ:あなたのペースで、無理のない関わり方を
面会に行きたくない──その気持ちは尊重されるべきものです。 大切なのは、 「無理なく続けられる関わり方」を見つけること。
この記事が、 ご家族様の心が少しでも安らかになるきっかけになりますように。

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