「おいしい」と「安全」を両立するために。面会時の差し入れで知っておいてほしい3つのこと

日々の生活・面会

はじめに:ご家族様と施設で紡ぐ、かけがえのないひととき

お盆やお正月、そして日々の忙しい合間を縫って、大切なご家族様に会いに来てくださる皆様。その温かいお気持ちに、私たち職員一同、心から感謝申し上げます。

ご入居者様にとって、ご家族様との再会は何よりの活力であり、笑顔の源です。その大切な時間が、より安全で、心穏やかなものとなるように——。ご家族様の「喜ばせたい」というお気持ちに寄り添いながら、私たちが一緒に守っていきたい「3つの小さなお願い」をお伝えさせてください。


笑顔の面会を叶えるために、ご家族様にお願いしたい3つのこと

1. 差し入れの飲食物は、事前にご相談いただけると嬉しいです

「大好きなあの味を届けたい」というご家族様の優しいお気持ち、私たちも大切にしたいと思っています。 ただ、ご入居者様の体調や、飲み込む力(嚥下機能)は日々変化しています。以前は大丈夫だったものでも、今は少し工夫が必要な場合や、お体のために制限が必要な場合もございます。

せっかくの好物を前に「今は食べられないんだよ」とお伝えしなければならないのは、私たちにとっても非常に心苦しいことです。 もしよろしければ、お持ちいただく前に「今、食べても大丈夫なものはありますか?」と一言お声がけください。その確認が、ご入居者様の「おいしい!」という笑顔を支える一番の近道になります。

2. 召し上がる前に、そっと職員へお声がけください

お持ちいただいたものを召し上がる際にも、「今からこれを一緒に食べても大丈夫かな?」と、スタッフへ教えていただけると安心です。 例えば、飲み込む力が少し弱くなっている方には、誤嚥(ごえん)を防ぐために「とろみ」が必要な場合もございます。

「久しぶりに一緒に乾杯!」と楽しんでいただいた瞬間に、激しくむせ込んでしまうような事態を防ぎ、最後まで楽しい時間をお過ごしいただくための大切な確認です。どうぞご理解とご協力をお願いいたします。

3. 「もしも」のときは、すぐに私たちを呼んでください

面会中に、もしご入居者様がふらついたり、椅子から滑り落ちてしまったりすることがあっても、どうか慌てないでくださいね。 「すぐ立ち上がったから大丈夫そう」に見えても、後から痛みが出たり、目に見えない怪我に繋がったりすることがございます。

もしそんな場面に遭遇したら、無理に起こそうとせず、そのままの状態でナースコールや近くの職員を呼んでください。 私たちは、その後の体調変化をしっかりと見守る義務がございます。「原因がわからない怪我や体調不良」を作らないことが、ご入居者様の安心を守ることにつながります。どんなに小さなことでも、どうぞ遠慮なく教えてください。


より良い面会時間のために:私たちからのお裾分け

  • 「事前のご連絡」が、素敵な準備の時間になります 「〇日の〇時頃に伺います」と事前に教えていただければ、私たちもご入居者様の身だしなみを整えたり、お手洗いを済ませておいたりなど、最高の笑顔で皆様をお迎えできるよう準備を整えることができます。
  • 「冷静なご報告」が、大きな安心に繋がります もしもの時は、落ち着いて「今、転んでしまったのですが、見ていただけますか?」と教えてください。ご家族様からの迅速な情報共有こそが、私たちにとって何よりの助けとなります。

結びに:手を取り合って、最高の時間を

面会は、ご入居者様にとっても、ご家族様にとっても、代わりのない宝物のような時間です。 この時間が、安全で、安心で、そして何よりも幸せなひとときとなるよう、私たち施設職員も精一杯お手伝いさせていただきます。

ご家族様と私たちが手を取り合い、一人の大切な方を支えていく。そんな温かな関係を築いていければ、これほど嬉しいことはございません。皆様の深いご理解と、温かいご協力に心より感謝申し上げます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました